留年ファクトリー

日々のことを文字に起こすことにした。留年はしていない(が危うい)。

スーパーヒーローになる

 

朝起きると、かのスタンリーが亡くなったニュースを知った。

「ついに…今日はきっといい日にはならないぞ、だってスーパーヒーローがいないのだから」

と大変失礼にも、生活の責任を巨匠に押し付けながら家を出た。

 

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今週末に簿記の試験が迫っているのもあって、図書館で何人も簿記を勉強する人を見かけた。

普段は19:00にもなれば大分人は減るものだが、期末試験ほどではないがかなり学生が残っていた。

 

勉強の合間にコンビニに行った。何を買うでもないが、気分転換で少し歩きたくなったので、適当に小さくて安いものを買って戻ろうと思った。

大学のコンビニは入学してからよく利用していたが、最近はめっきり行かなくなった。

今年の秋学期が始まったころから、1年生の時に取っていたドイツ語のクラスが同じで少し話をする程度には親交があったものの、今は一切顔を合わせることがなくなった女の子が、そのコンビニで働き始めたようで、なんとなく気まずかったのだ。

同じクラスになったのは一回だけだし学科も違うのだから、そろそろ忘れてもいいような気がするが、何故かすごく印象的な子で、どうも忘れられないし、適当に流すこともできない。

彼女はすごく元気で、一所懸命に働いている。そこで一言かけてやれないのが自分の器の小ささだ。

今日もお店に入ったのに、レジの中で仕事をする彼女に怖気づいて、何も買わずに帰ってしまった。

「自分は弱い人間だ…」と心で自分を殴っても何も生まれず、仕方がないので私は勉強を再開した。

 

もしスーパーヒーローだったら、気さくに彼女に声をかけられるのだろうと思った。

彼女も笑顔になって、お互い良い気分で会話を終えられる。それに簿記の試験なんかへっちゃらで、我慢強く何でもできる。

あぁ、きっとこの世にスーパーヒーローがいなくなってしまったんだ。

仕方がないので今度は私がスーパーヒーローになろう。大丈夫。アイアンマンも、キャプテンアメリカも、ブラックウィドウも、ソーやハルクやドクターストレンジだって、みんな心に弱さを抱えてるだろ?ロキなんかやばい。私だってなれるさ。

みんなを笑顔にして、希望を与えるのだ。

 

試験が終わったら、映画見たいなぁ。