留年ファクトリー

日々のことを文字に起こすことにした。留年はしていない(が危うい)。

『私の百合はお仕事です!』紹介編ー4巻まとめてキメた

百合漫画欲を開放してから3日、浴びるように百合を摂取している。

というか欲望を抑制することをやめたので食べるは飲むは、百合は摂るはで体重も増えた。まあそんなこんなで食べる量も少しは気を付けようと思うので、その分百合で心を埋めたい(そう、満たしたいのは胃じゃないの、心なの)。

前回の記事も百合漫画の話だったが、結構楽しかったので、今回も良いなと思った百合漫画を紹介しようと思う。

 

(↓前回の百合漫画紹介記事よん)

nennennphotoglaphy.hatenablog.com

 

引き続き百合漫画の紹介をする 

 

それに際して悩むのはネタバレを含むか避けるか、である(前回はできるだけ避けました)。作品の感動はどうやったって一番最初に読んだときが一番大きいものなわけで、ここでこれから読もうという人に展開を教えてしまうのは、私が意図するものではない。でも、その感動って、読んだ人とシェアすることでより旨味が増すと思わないか??そういうの、楽しくない??

10秒くらい熟考した末、‟紹介編”と‟ひたすら萌えを報告する編”を別個に書くことにした。ちょっと面倒だが、それだけ私は気に入ったということだ。

以下、紹介編でち!

 

『私の百合はお仕事です!』

 ー未幡著 百合姫コミックス/一迅社

 

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1巻あらすじ(Amazonから引用)

 白木陽芽は、誰からも愛されるように振る舞う高校1年生。 ある日、不注意によって通りすがりのカフェの店長・舞に怪我をさせてしまい、陽芽は代役として「カフェ・リーベ女学園」の店員になることに。そこはお嬢様学校の学生に扮した店員同士が、姉妹となり清らかに美しく給仕をするサロンだった。 陽芽はそこで一人の女生徒・美月を「お姉さま」と呼んでしまい・・・・・・

 

実は結構前から書店やAmazonなどで目にしていたが、絵柄がすごくふわっとしていて、表紙だけできゃわわふわふわ百合なのかと、ドロドロメンヘラ百合ウォッチャーとしては、あまり視界に入れていなかった作品である(表紙で判断しがち)。

しかし百合に枯渇していた私は、どんなテイストかと試し読みで覗いてみたところ、「これもしかして、かなり面白いのでは!?!?」となり、4巻まとめて購入をキメた。

 

 私「~ですわ」口調が好きなんですよ、あと「〇〇ちゃんったら!」もゾクゾクする。あ〜お姉さまに抱きしめられてえなぁ!お姉さんとお姉さまはちょっと違うのよ。

私の百合道はマリみてで形成されてるのでそういうの大好きなんだよね。この漫画を読もうと思った最大のポイントでもある。そう、私は百合をマリみてっぽいかどうかでしか判断できなくなったオタクよ。勝手にマリみてファンあるあるだと思ってるわ。

‟清く、正しく、美しく”みたいなのって、逆に非現実性を感じるというか、それをあくまで空想としての百合に留めさせるポイントになってて、夢を見させてくれるというか、「こんな世界もあるのかなぁ」ってなるわけよ。(現実味で殺す百合もそれはそれで良いわよね、わかるわ。)優しくて丁寧な言葉遣いなのになんかえっちな背が高くて巨乳のお姉さんなんて現実に存在しないし、あんなにもプラトニックに、それも深く愛し愛されることもない。少なくとも私は遭遇したことがない(あるなら是非詳しく教えてくれたまえ、友達になろう)。で、それをメタ的に捉えたのが、この『私の百合はお仕事です!』ではないだろうか。

 

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憧れは赤薔薇だけど百合的には白薔薇よね

 

この作品もたしかに現実的かと聞かれるとそうではないが、百合…というより女の子の核心に触れるシーンが多くて、単なる萌えを超える、百合を現実のものとする(錯覚させられる)何かがあると感じた。

百合に触れることは女の子に触れることだと私に教えてくれたのは志村貴子先生だ。かの有名な『青い花』は私のバイブルの一つである。女子校って実は現実に存在していて、キャラクター達も普通の女の子と同じ悩みや喜びを感じていて、女の子同士の恋愛って実在するものなんだと教えてくれた。

 

(↓クリックすると『青い花Amazonに飛ぶよ!良作過ぎて説明できないよ~)

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そういう漫画の中の現実味が私にとっての強固な萌えとなり、何度も読み返したくなる言わば百合の教科書になるのだ。みんなもジャンプを読んで友情と勝利を学んだだろ?そういうことなんだよ。噛めば噛む程良い。登場人物の感情を読み解くのも色々と想像できてエモいし萌える。『私の百合はお仕事です!』は本当に!良い!作品!です!

 

それで、"メタ的に"っていうのは百合営業を題材にしたところ。

「百合営業って実は上述のような非現実の中にある現実をミルフィーユにしたようなものなのか!?そりゃ美味いに決まっとるわい!!」ということだ。

百合を本来百合でないと思いながら演じるのが百合営業だとして、それ自体結構萌えるんだけど、その中でまた百合だったり百合じゃなかったり百合だったりするのがアツい。百合と非百合両方の舞台で、思い悩むキャラクターを見て、私達がまた思い悩まされる、みたいな。

絶対面白いに決まってるじゃん!!

そんな難しい題材でこんなにうまいことまとめられてる未幡さんってどれだけ頭が良いんだろう。

 

よく練られたストーリーだからこそ、ページ数足りない感がすごい。特に1巻目なんてまるまる説明巻といっても過言ではないくらい、舞台作りのための話だったと思う。本当に面白くなってくるのは2巻目から。

「試しに1巻だけ買ってみようかな」という人は騙されたと思って2巻もまとめて買って欲しい。というか2巻まで読むと、もっと読みたくて3,4巻もどうせ買うことになるので最初に全部買っちゃっても良いと思うぜ!

好みだけど私は3,4巻がとにかくアツかったぜ!

 

なんかダラダラと並べてみたけど、めっちゃ絵可愛いし恥ずかしがってる女の子がマジできゅんきゅんだから何も考えずにとにかく読んでみてくれよな頼む、この通りだorz(え、もうorzって死語?死語っていうか言葉じゃないか。え、若い子は使わないの??私まだ若いんだけど???)

 

もっともっと語りたいことがあるんだけど、やっぱり読まないとなんのこっちゃだと思うので、これ以上は‟萌え報告編”に書く。読んだ人はそちらで「わかる〜」となってもらえたらありがたい。

 

5巻も楽しみだな〜〜〜〜!!